あの日のメロディー


制服は夏服へと代わり1学期期末テストも1週間前となった昼休み。

「九条さん」

ヘッドホンをつけようとした時、優しい声で名前を呼ばれた。

「朝比奈くん」

私は睨みつけた。陽翔は太陽のようなアイドルスマイルをして私の机の前に立っていた

「これ、夏休みに合唱祭の練習する日決めたいからダメな日付にバツ書いてテスト最終日までに出してもらっていいかな?」

なんで合唱祭委員でもない陽翔がこんなことしてるの?夏休み練習とかめんどくさいなぁ。全部バツにして出しちゃおうかな、、

< 19 / 55 >

この作品をシェア

pagetop