あの日のメロディー
うちのクラスは本気で金賞を狙っているらしく、夏休みの練習日が大幅に増やされた。週に2、3回は練習が行われた。
サボってやろうと思ったのに練習日は私が出れるに丸をした日ばかりでサボるにサボれない。
「はぁ、奏。ごめんね、、夏休みなのに1人にして、、明日で前期の練習は終わるから明後日から朝から来るからね。」
クーラーのついた部屋にも関わらず汗で軽く光っている奏の額をタオルで優しく私は拭く。
植物状態は条件反射があるので私は明日こそ目をさますんじゃないかと期待してしまう。
「目を覚ましてよ、、奏」