あの日のメロディー


「ちょっと、、それ、、ほんと、、なの、?」
松延さんが信じられないと言う顔で佐倉さんを見つめる。

「うん。ゆきにはその子がかわいそうだから言うなって言われてたんだけど、、」

誰もがこの緊急事態なんだからしょうがない早く言えと言う目で佐倉さんを見つめる

「ごめんね。言うね。...さん、、」
『え?』
「ごめん、朱莉聞こえなかった。多分、りなだけじゃなくてみんな聞き取れなかったと思う」

「く、九条さん!!!!」
佐倉朱莉は叫ぶように言って私を見つめた。

『え!?!?』

クラスのみんなが驚いたようにこっちを見る。

あぁ。最悪だ。最悪最悪最悪最悪。お願いだからみんなこっちを見ないで!!

「わ、私、、?な、なんのこと、、だろう?」

佐倉さんはポケットからスマホを取り出しみんなに画面を突き出した。

検索画面には”🔍九条紅葉 ”と打たれていた。
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