あの日のメロディー
「ちょ、ちょっと、一香どーしたのよ!?」
クラスのみんなが驚き隠せないでいるようだ。
「私、前から九条さんのこと好きになれなかったんだよね。なにに対しても私には関係ありませんみたいな顔しちゃってさ!!それに、いっつもヘッドホンつけて私たちのことなんか見えてないみたいに1人の世界つくりあげてさ、どーせ金持ちのお嬢様は私たちのこと見下してたんでしょ!!」
「べ、別に見下してたわけじゃ、、」
あぁ。なんでこんなことになっちゃったんだろう。
「違うんだったらもっと私たちを受け入れなさいよ!!行事も私関係ありませんみたいなことこないだ言ってたけどクラスで優勝目指してるんだからあんたもそれにもっと協力的になりなさいよ!!!!」
星野さんの言ってることはなに1つ間違っていない。正論を突きつけられた私はなにも言い返せない。。