あの日のメロディー
朝比奈陽翔side
生徒会手伝わされたせいでクラスの合唱練の開始予定時間から2時間はすぎてしまった。
まぁ、いいか。俺は階段を登る。
『あ』
2人の声がハモる。目の前にはうちのクラスのピアノ伴奏の今藤がいた。
今藤は俺を見て若干頬を赤らめる。
「合唱練に重要なやつがこんなとこで何して、、え!?今藤さん、その手どーしたの?」
俺は今藤さんの腕に包帯が巻かれているのに気づき右手を優しく持ち上げる。
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