あの日のメロディー

保健室のドアのところに佐倉あかりが立っていた。

「あかり!?」

今藤さんが一番驚いた顔で佐倉さんの方を見た。

「ごめんなさい!ひどいこと言ってピアノ無理やり弾かして、、本当にごめんなさい」

佐倉さんは深々と頭を下げた。

「もういいよ」

私はそう一言いった。

「え!?あかりが九条さんにピアノひかせたの!?なんでそんなこと、、」

「本当にピアノが弾けないなんて思はなかったの。柚木が昔から何度も九条さんのピアノの凄さ私に力説するの聞いてたから柚木の代役はあなたしかいないって思ったの。」

今藤さんの問いかけに佐倉さんは静かに答えた

え?どうゆうこと?今藤さんは私のこと知ってたって言うこと!?
すると、また私の心を読んだかのように陽翔は言った。

「今藤さんはおまえの昔からお前のピアノのファンだったらしいぜ?」
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