あの日のメロディー
中3のあの春の日、私は1人で生きていくと決めた。
だから高校も知り合いが1人もいない遠くのとこに入学した。
誰とも関わらなくていい。友達なんていらない。
1人が落ち着く。私なんかに友達を作る必要はない。1人でいいんだ。。
ヘッドホン。それは私を外の世界から閉ざしてくれるもの。私は1人の世界から出ることは多分一生ない。なくていい。
授業中以外ずっとヘッドホンをつけ、誰とも関わろうとしない。そんな私を見て声をかけて来ようとするクラスメイトもいない。クラスメイトにとって私は空気と同然。それでいい。それがいい。