好きって言わなきゃヤダ。【完】
瑠衣君はフェンスの外へ顔を向け
アタシの話など一切聞いてない態度を取る。
「もうっ。今度からはちゃんと呼んでよね。」
「気が向いたらね。」
全く期待の出来ない返事に
これ以上何か言う気力は沸かない。
「…ていうか、さっむ。早く戻ろうよ、理仁。」
北風に当てられ、身体をぷるぷると震わせていた。
「そうだね。じゃ、僕たち先戻ってるね。」
寒がりな瑠衣君に連れられ、2人は屋上を去った。
アタシの話など一切聞いてない態度を取る。
「もうっ。今度からはちゃんと呼んでよね。」
「気が向いたらね。」
全く期待の出来ない返事に
これ以上何か言う気力は沸かない。
「…ていうか、さっむ。早く戻ろうよ、理仁。」
北風に当てられ、身体をぷるぷると震わせていた。
「そうだね。じゃ、僕たち先戻ってるね。」
寒がりな瑠衣君に連れられ、2人は屋上を去った。