好きって言わなきゃヤダ。【完】
「そういえばっ!さっき桜田先輩と話してるとき、アタシのこと学校1の美少女って言わなかった!?」
「…言ってない。」
「えっ!うそだ~アタシ聞いたよ?」
やっぱ瑠衣君もアタシのこと
可愛いって本当は思っててくれたんじゃないの?
あんまりにもアタシがしつこく聞くもんだから
瑠衣君はフンッとそっぽを向いてしまった。
「瑠衣君がアタシに落ちる日も、そう遠くないかもね~?」
「ホント、調子に乗るのやめてくれる?あと、距離が近いって言ってんじゃん、バカ。離れて歩いて。」
この時、アタシは気づかなかった。
心臓が鼓動を鳴らしてること。
彼の言葉に一喜一憂してること。
アタシの中で芽生えた、ほんの小さな気持ち。
瑠衣君のことを
愛おしい目で見つめていたことを…。
「…言ってない。」
「えっ!うそだ~アタシ聞いたよ?」
やっぱ瑠衣君もアタシのこと
可愛いって本当は思っててくれたんじゃないの?
あんまりにもアタシがしつこく聞くもんだから
瑠衣君はフンッとそっぽを向いてしまった。
「瑠衣君がアタシに落ちる日も、そう遠くないかもね~?」
「ホント、調子に乗るのやめてくれる?あと、距離が近いって言ってんじゃん、バカ。離れて歩いて。」
この時、アタシは気づかなかった。
心臓が鼓動を鳴らしてること。
彼の言葉に一喜一憂してること。
アタシの中で芽生えた、ほんの小さな気持ち。
瑠衣君のことを
愛おしい目で見つめていたことを…。