好きって言わなきゃヤダ。【完】
理仁君の言葉に言い争いをやめ


アタシも瑠衣君も次の言葉を待った。




「もうすぐテストがあるから、乙羽ちゃんに勉強を教えてもらうのはどう?」




ニッコリ笑う理仁君を見ると


アタシの心まで癒されていくのが分かる。




「えっ。絶対嫌だ。なんで俺が、このバカに教えてもらわないといけないんだよ。」


「バカって失礼な!アタシこう見えても勉強割と出来るほうなんだけど?」




これは見栄っ張りで言ってるわけではない。


事実だ。




この高校は生徒数が大体1000人近くいる。


それだけの人数がいるのに、


テストの点数は毎回トップ10常連なのだ。




見た目も可愛くて、勉強も出来るって


ほんとアタシって完璧だよね。




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