好きって言わなきゃヤダ。【完】
「乙羽ちゃん!いま、校門にいる他校の生徒が乙羽ちゃんのこと呼んでるんだけど…。」




「え?アタシ?」




男の子の声にクラス中の視線がアタシへ向けられる。


そして騒がしかった声はピタリと止む。




うわ~…背中にビンビン視線感じるんだけど…。




アタシに用があるってことは


9割告白の可能性が高いんだけど…。




他校の人から告白されることだってよくあるし…。




わざわざ学校まで来て


呼び出されるのは初めてだけど。




アタシは困った表情を浮かべる。




< 216 / 405 >

この作品をシェア

pagetop