好きって言わなきゃヤダ。【完】
「じゃあ、那央に会うのは卒業以来なの?」


「そうだね。まさかこっちに戻って来てることも知らなかったし、今日いきなり会いに来てくれて、ビックリしたよ。」




会いに来てくれたことには、本当に驚いた。




あんな別れ方したから気まずいかと思ったけど


そうでもなかったし…。




会えて本当によかったよ。




「乙羽はまだそいつのことが好きなの?」




「えっ!今はもう全然だよ。いい思い出って感じかな。」




「ふーん…。」




どうしたんだろう瑠衣君。


もしかして、アタシに嫉妬してくれた?




「先に言っておくけど、嫉妬なんてしてないからね。」


「えっ。」




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