好きって言わなきゃヤダ。【完】
アタシはそんな後ろ姿を
ただ茫然と見送っていた。
そしてわざとらしく咳払いをする理仁君。
「もしかして、乙羽ちゃんが落ちちゃった?」
「えっ。」
隣でニッコリ笑う理仁君に
引き攣った表情をみせるアタシ。
やっぱり理仁君にはお見通しのようだ。
もしかして…瑠衣君の言ってた通り、
遊ばれてたのはアタシの方だったりして…?
柚木乙羽、17歳。
落とすはずの相手に、完全に落とされてしまいました。
ただ茫然と見送っていた。
そしてわざとらしく咳払いをする理仁君。
「もしかして、乙羽ちゃんが落ちちゃった?」
「えっ。」
隣でニッコリ笑う理仁君に
引き攣った表情をみせるアタシ。
やっぱり理仁君にはお見通しのようだ。
もしかして…瑠衣君の言ってた通り、
遊ばれてたのはアタシの方だったりして…?
柚木乙羽、17歳。
落とすはずの相手に、完全に落とされてしまいました。