好きって言わなきゃヤダ。【完】
アタシ達の元へやってきた瑠衣君は


いつも通り元気な様子だった。




「よかった~…。風邪、治ったんだね!」




ニコニコ笑顔を瑠衣君へ向ける。




そんなアタシを何故か突然ジッと見つめてくるではないか。




えっ、なに!?


アタシの顔に、なにかついてる…?




目をパチパチとさせていると、ようやく口を開く。




「…まあ。…誰かさんのせいで、上がりそうになったけど…。」


「へ?」




とても小さな声で呟いたかと思うと


すぐさまアタシから顔を背けたのだった。




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