好きって言わなきゃヤダ。【完】
いっ、いまの、なに…?




明らかに態度がおかしかったような…。




とも思ったが、口にはしないでおいた。




「…っ。…なに、余計なこと、言ってるんだ、俺ってば…。」




瑠衣君が小声でなにかゴニョゴニョと呟いてたようだが


何を言ってるのかは全く聞き取れなかった。




「瑠衣も復帰したことだし、今日の放課後、みんなでこのお店行かない?」




理仁君は先ほどアタシと話していた


雑誌のお店を指さし、目をキラキラと輝かせていた。




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