好きって言わなきゃヤダ。【完】
「…へー。思い出して、顔赤くさせるんだ。」


「えっ?これは、その…。」




何故かは分からないが、どんどん瑠衣君の機嫌が斜めになる。




なんで瑠衣君が不機嫌になってるの?




それに、頬が赤いのはあれを思い出したっていうか…


あの時、瑠衣君が来てくれて嬉しくて…なんて言えない…。




しかし瑠衣君がそんなアタシの内心など知る由もなく


動揺するアタシに苛立ちを見せ始めていた。




「…本当は俺が見てないだけで、キスしてたりしてね。」




「えっ?」




苛立ちを隠すようにか


嘲笑うような態度をする瑠衣君。




< 331 / 405 >

この作品をシェア

pagetop