好きって言わなきゃヤダ。【完】
それから少し歩き、那央はある場所で足を止める。




「着いたよ。」




「…ここって…。」




アタシはその場所に、懐かしい気持ちを覚える。




「俺が昔、乙羽に告白した公園だよ。覚えてた?」




そう、那央に連れて来られた場所は、


中学の時に、那央とよく一緒に来ていた公園だった。




「もちろん。覚えてるよ。」




ここに来るのはとても久しぶりだった。




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