好きって言わなきゃヤダ。【完】
先ほどのキスとは違い啄むように何度も。




離れては重なり、離れてはまた重なる。




アタシを確かめるように。


瑠衣君を教えられるように。




幾重にも唇は重なり、深くて甘い。




温かくて、少し強引で刺激的。




そんなキスをされてしまえば、もう他のことは考えられなかった。




「…っ、ふぅっ…。」




唇が離れ、肩で大きく呼吸をする。




< 397 / 405 >

この作品をシェア

pagetop