好きって言わなきゃヤダ。【完】
紅潮する頬。泳ぐ視線。




そんなの見ればすぐ分かる。




あっ…これ、告白だ。




「よかったら今から、中庭に来て欲しくて…。」




アタシのメンタル以上に


この男の子のメンタルを疑わずにはいられない。




普通、こんな注目された場面で言う?




アタシは少し困ったような表情を浮かべる。




「あっ、えっと今はお昼食べてるからその…。」




断ろうと口を開くと、瑠衣君が急に立ち上がる。




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