意地悪同期が本気を見せる時
私は
「生活感のない部屋だね。」
と廣田に言うと、彼は
「だって、風呂入って寝るだけだし。」
と言う。
「じゃあ俺、着替えてくるからゆっくりしてて。」
といって、廣田は奥の部屋に入っていった。
私は一人になった途端さまざまな感情が込み上げてきた。
浩太はいつから私のこと好きじゃなかったんだろうとか。
別れて間がないので色々思い出してしまう。
それと同時に廣田に彼女はいないのかという懸念も出てきた。