意地悪同期が本気を見せる時

私は

「生活感のない部屋だね。」

と廣田に言うと、彼は

「だって、風呂入って寝るだけだし。」
と言う。

「じゃあ俺、着替えてくるからゆっくりしてて。」

といって、廣田は奥の部屋に入っていった。


私は一人になった途端さまざまな感情が込み上げてきた。

浩太はいつから私のこと好きじゃなかったんだろうとか。

別れて間がないので色々思い出してしまう。


それと同時に廣田に彼女はいないのかという懸念も出てきた。

< 7 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop