僅か30センチの恋

温厚で滅多に怒らない聖夜が
珍しく怒っていた。

でも、俺にはその怒りの理由が
分からない。
俺が聖夜にムカついたとしても
聖夜が俺にムカつく理由が見当たらない。

聖夜「これからどうしたいのか
それは、李人の勝手だけどさ
誤解を解いたその先の事考えてる?
告白して...本気出すからなんて
言っといて...傷付けたから逃げ出すって
お前、どんだけヘタレなんだよ。
スズちゃんの事、何だと思ってんだよ?」

李人「何で、お前が怒ってんだよ。」

聖夜「見損なったからだ。」

李人「は?」
< 102 / 230 >

この作品をシェア

pagetop