僅か30センチの恋

涼美「何で、リトがいんのさ!」

李人「何でって...俺の部屋だから。」

涼美「え?...あ!本当だ!リトの部屋。
あれ、私...昨日、どうやって
帰ってきたんだっけ。何でリトの部屋に...
ねぇ、私。何か迷惑かけなかった?」

李人「迷惑かけてないよ。」

涼美「本当?良かった~。」

ホッと息を吐いたスズは
時計を見ると立ち上がった。

涼美「え!もうこんな時間?
何でもっと早く起こして
くんなかったの?やばいよ!
お風呂入らなきゃ。」

目まぐるしく変わる表情も
その自分勝手さも
全部が可愛くて仕方がない。
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