僅か30センチの恋
ーガラガラ
馴染みの居酒屋の扉を開けると
先に来ていた聖夜が手を挙げた。
やっぱり聖夜は聖夜だ。
今日までずっと会う事を避けていた
俺の事を許せるのだから。
聖夜「珍しいな。
お前が俺を呼び出すなんて。」
李人「まあ、たまにはな。」
聖夜「そっかそっか。
大将!ビール2つ追加ね!」
ビールが届くとお疲れさんと
言った聖夜はそれをグビグビ飲むと
プハーと言いながらジョッキを置いた。