僅か30センチの恋

先に勝手に注文していた
聖夜の好きなおつまみを
つまみながら、聖夜は聞いた。

聖夜「何で、別れたんだよ?
つか、別れたってゆうのも変か。
元々付き合ってねぇし。
でも、お前から言ったんだろ?」

李人「うん。」

聖夜「スズちゃんとは
上手くいきそうなのか?」

李人「ううん。スズの方は
思いっきり信じてる。」

聖夜「そっか。スズちゃんらしいな。」

李人「まあ、そこが
スズの良さでもあるから。」

聖夜「バカ高い壺とか
買わされそうだもんな。
スズちゃんって。」

聖夜があまりにも愉快そうに笑うから
俺はいたたまれなくなった。
< 134 / 230 >

この作品をシェア

pagetop