僅か30センチの恋
先に勝手に注文していた
聖夜の好きなおつまみを
つまみながら、聖夜は聞いた。
聖夜「何で、別れたんだよ?
つか、別れたってゆうのも変か。
元々付き合ってねぇし。
でも、お前から言ったんだろ?」
李人「うん。」
聖夜「スズちゃんとは
上手くいきそうなのか?」
李人「ううん。スズの方は
思いっきり信じてる。」
聖夜「そっか。スズちゃんらしいな。」
李人「まあ、そこが
スズの良さでもあるから。」
聖夜「バカ高い壺とか
買わされそうだもんな。
スズちゃんって。」
聖夜があまりにも愉快そうに笑うから
俺はいたたまれなくなった。