僅か30センチの恋

聖夜は箸をビシッと俺に向けると
一言、言い放った。

聖夜「..重い!」

李人「うん、自分でもそう思う。」

聖夜「俺、お前の事勘違いしてたかも。
李人ってクールじゃん。
てか、そうゆう人だと思ってたから
本当に相手がスズちゃんで
大丈夫かよって心配してたけど
問題ないな。お前もスズちゃんと
張り合うくらい重いよ。」

聖夜がそう言うのだから
もしかしたら、なれるかもしれない。

スズの言っていた
同じくらいの好きを持つ人に。

俺の中に微かな希望の光が
見えた瞬間だった。
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