僅か30センチの恋

長年の経験からかスズが
起きてくる時間は
大方予想がついている。

もうそろそろ、ごめん!って
言いながらスズは階段を駆け下りてくる。

涼美「ごめん、リト。また私...」

ほら、きた。俺の大好きなスズが。

李人「別に今更謝る必要ない。
もう慣れっこですから。
ほら、座って。スズの好きな
ハムエッグ作ったから。」

涼美「ありがとう。」

スズは本当に美味しそうに
食べるから見てるこっちが嬉しくなる。

涼美「うん!うまい!
いつ食べても変わらない味。」
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