僅か30センチの恋
李人「ハムエッグなんて
どこで食べても一緒だろ。」
涼美「いや!リトのハムエッグが
世界で一番うまい!」
李人「そりゃ、どうも。」
そして、もう何度聞いたか
分からない言葉でこの在り来りな
朝食を褒めてくれる。
でも、聞き飽きない。
スズが喜べば俺だって嬉しいし
喜んで貰えるから何度だって
作ろうと思える。
スズの笑顔が俺の活力なんだ。
李人「で、今日はどこ行くの?」
涼美「え?」
食パンを頬張るスズに
尋ねると首を傾げていた。