僅か30センチの恋
スズが俺の部屋で眠ってしまった時も
俺は必死に理性を保った。
夜眠る時も朝起きてからも。
だけど、恋人になったから
今は隣で眠る事が出来る。
それだけで幸せなんだ。
幼馴染から恋人になったんだと
実感出来るんだ。
支度を済ませ、朝食を手に
部屋へ戻るとスズはまだ眠っていた。
もう少し、この寝顔を見ていたいけど
そろそろ起こさないとまたスズに怒られる。
俺は布団を引き剥がしスズを起こす。
李人「いつまで寝てんだよ。
早く起きろ!」
んー。と何度か唸りながら目を覚ました
スズは、いい匂い!と言った。