僅か30センチの恋
李人「スズが一緒の会社にいるって
思うくらい、しつこく連絡する。」
涼美「はは。リト、重いっ!」
李人「うるさい!」
涼美「待ってるね。
片時も目を離さずに
リトからの連絡
楽しみに待ってる。」
李人「ああ。じゃあ頑張れよ。」
涼美「うん、リトも頑張って!」
笑顔のスズに見送られ
駅へと向かい電車に乗り込む。
俺は今まで勘違いしていた。
スズのそばに居れさえすれば
幸せだと思っていたけど
それは幸せではなかった。