僅か30センチの恋
ムキになって言い返すスズでさえ
可愛いと思ってしまうのだから
俺は相当、スズに惚れているのだろう。
李人「いつまで続ける?これ。」
涼美「いつまででも。」
李人「分かった。
スズの目は喋らない。
でも、俺は全てを悟った。
で、行くの?行かないの?どっち?」
涼美「...行く...。」
李人「じゃあそれ食ったら
着替えてこい。」
そうやってすぐに折れる所とか
素直な所とか、大好きだって
言葉に出して言える所とか
スズの悪い所が見つからないくらい
俺はスズの事が好きだった。