僅か30センチの恋

珍しく、定時で仕事を終えた
俺が会社を出ると外で聖夜が待っていた。

聖夜「よっ!」

李人「どうしたんだよ?」

聖夜「ちょっと話せる?」

李人「ああ。」

どれだけ忙しくなっても
どれだけ給料が良くなっても
行く店は変わらない。

いつもの居酒屋へ行くと
暇だったのか注文するより前に
大将がビールを出してくれた。

聖夜はそれを飲む事なく俺に聞く。

聖夜「最近、スズちゃんと
連絡とってる?」

李人「まあ、それなりには。」
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