僅か30センチの恋
翔吾「聞きましたよ。
営業課長になられたんですね。
やっぱり木山さんは凄いです。
出世街道まっしぐらじゃないですか!」
以前会った時よりも、少し
明るい印象を受ける宮内さんとは違い
多田さんは心配そうな表情を
浮かべながら俺に尋ねる。
多田「木山さん、大丈夫ですか?」
李人「え?何が?」
多田「とても疲れてる様に見えますから。」
李人「あー、うん。
慣れない事も多くてさ。」
多田「そうですか。
あまり無理しないで下さいね。」
李人「うん、ありがとう。」