僅か30センチの恋

聖夜「ラーメンのびるぞ?」

李人「え?」

俺の目の前には聖夜がいた。

李人「あ、ああ。」

聖夜と話すのは随分と久しぶりだ。
忙しかった事と聖夜が怒ってる事を
考えると後回しにしてしまっていた。

それでも、やっぱり聖夜は聖夜だから。
時間の経過と共に他人を許せる
心の広い奴だから
俺がアクションを起こさなくても
歩み寄ってくれる。

聖夜「報告くらいあっても
いいんじゃない?」

李人「報告って?」

聖夜「はぁ。」

ため息をついた聖夜は
俺の前にヨーグルトを置く。
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