僅か30センチの恋

夕方になり、仕事を終えた
俺は駅前にあるケーキ屋に寄った。

何か手土産の1つでもなんて
スズの家に行く時に
思った事はなかったけど
今日はそうゆう訳にはいかない。

スズの好きなフルーツタルトと
無難にショートケーキを2つ買った。

駅から歩いて徒歩7分。
いつもの家を通り過ぎ
その隣の家のインターホンを押した。

ーピンポン

母「はいはい。ちょっと待ってねー!」

ーガチャ

母「あら、李人くん。
いらっしゃい。」
< 214 / 230 >

この作品をシェア

pagetop