僅か30センチの恋

李人「うるせぇなあ。
でも、25歳超えたら
心はおっさんだぜ?」

涼美「はい、それ!
上司の前で言ったら
怒られるやつー!」

李人「スズの前だからいいだろ。」

涼美「まあね。」

いつも通りに見えたスズだったが
時折見せる、その表情が気になった。
きっと、恋人と喧嘩でもしたんだろう。
もしくは、また...

李人「何かあった?」

涼美「何で?」

李人「金曜日のこの時間に家に
いるなんて大好きな彼氏の
ケンちゃんはどうしたよ?」

涼美「何でリトが知ってんの?」

李人「お前の親友
口軽すぎだっつーの。」
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