僅か30センチの恋
焼き上がったトーストとコーヒーを
手に食卓に座った俺はパンを齧る。
支度を済ませ、スズが家を出る
5分前から家の前で待った。
涼美「いってきまーす!」
スズの元気な声を聞くだけで
今日1日分の元気を貰った。
李人「おはよう、スズ。」
涼美「おはよう。
どうしたの?リト。」
気まずくなるかもしれないと
思ったりもしたけど
そんな事で俺たちの関係は変わらない。
嬉しくもあり、悲しくもあった。
スズにとって俺はやっぱり今も
幼馴染のままだ。