僅か30センチの恋
李人「会社、一緒に行こうぜ。」
涼美「何で突然?
まあ、同じ沿線沿いだから
行けなくはないけど...」
李人「好きな女、迎えに来て
何が悪い?」
スズは一瞬だけ戸惑った表情を
浮かべたけど、すぐに笑って
俺の隣を歩いてくれた。
涼美「...強引だね。リト。」
李人「知らなかった?
俺、好きな女には強引だから。」
涼美「へぇ、意外。
何かキャラ違うくない?」
その笑い顔が可愛くて
俺は小さくため息をついた。
スズが俺の彼女なら
今、手を繋ぐ事だって出来たのに。