アイラブ☆吾が君 ~恋する淑女は、十二単で夢を舞う~
飛香の楽しそうな笑顔にホッとした洸は、ようやくゆったりと足を組んでくつろぐ姿勢をみせた。
「彼は、飛香さんを不良から助けたことがあるそうですよ」
「そうなの?」
「まぁな、あの子が中学の頃かな。名前は聞かなかったし碧斗の妹だとは知らなかった。あの子は忘れてるかもしれないけど、間違いなく彼女だよ」
「ふぅーん」
「それにしても、あの子には随分親切じゃないか。お前にしては珍しく」
「飛香は碧斗に純粋培養されて、飛び抜けて純粋無垢な子なんだよ。預かっている間は兄になって、世間の汚れから守ってあげないといけないからね」
「へえー、そりゃご苦労さまなことだな。せいぜい光源氏にならないように気をつけろよ。碧斗に殺させるぞ」
「彼は、飛香さんを不良から助けたことがあるそうですよ」
「そうなの?」
「まぁな、あの子が中学の頃かな。名前は聞かなかったし碧斗の妹だとは知らなかった。あの子は忘れてるかもしれないけど、間違いなく彼女だよ」
「ふぅーん」
「それにしても、あの子には随分親切じゃないか。お前にしては珍しく」
「飛香は碧斗に純粋培養されて、飛び抜けて純粋無垢な子なんだよ。預かっている間は兄になって、世間の汚れから守ってあげないといけないからね」
「へえー、そりゃご苦労さまなことだな。せいぜい光源氏にならないように気をつけろよ。碧斗に殺させるぞ」