アイラブ☆吾が君 ~恋する淑女は、十二単で夢を舞う~
「西園寺家の嫁なんだぞ? パーティとか人前に出る機会も多いだろうにあんなトンチンカンでいいのか?」
「君は自分の妹をなんだと思ってるんだ。
失礼な奴だな。
そもそも本来この時代にいたアスカも引きこもっていたんだろう? さっきから言ってるじゃないか。ひきこもりイコール深窓の姫君なんだよ。姫君というのは古今東西あんなものだ。オールオッケーなの」
「お前と話をしていると、たいしたことじゃない気がしてくる。頭がおかしくなりそうだ」
「なんだそれは、褒めているのか?貶しているのか? まぁどっちでもいいが、ちなみにどうやってこの時代と過去を行ったり来たりするの?」
「え? あ、あぁ、鏡を使うんだ。平安時代から代々伝わる銅鏡があって」
「見せて」
「……わかった」
なんともいえず混乱した表情のまま、碧斗は立ち上がり「奥の部屋にある」と洸を和室へ案内した。
「君は自分の妹をなんだと思ってるんだ。
失礼な奴だな。
そもそも本来この時代にいたアスカも引きこもっていたんだろう? さっきから言ってるじゃないか。ひきこもりイコール深窓の姫君なんだよ。姫君というのは古今東西あんなものだ。オールオッケーなの」
「お前と話をしていると、たいしたことじゃない気がしてくる。頭がおかしくなりそうだ」
「なんだそれは、褒めているのか?貶しているのか? まぁどっちでもいいが、ちなみにどうやってこの時代と過去を行ったり来たりするの?」
「え? あ、あぁ、鏡を使うんだ。平安時代から代々伝わる銅鏡があって」
「見せて」
「……わかった」
なんともいえず混乱した表情のまま、碧斗は立ち上がり「奥の部屋にある」と洸を和室へ案内した。