きみと1番目の恋

いつもと同じ本屋で待ち合わせし
いつも通り行き先も伝えず
前を歩く武彦に着いていく。

武彦は郁人くんの働いている
BARへと入った。

今更ながら、郁人くんとの
出会いは武彦のおかげだった。
なんて、呑気な事を考えながら
今では常連になったBARの扉が
武彦の手によって開かれる。

ーカランコロン

マスター「いらっしゃい。」

カウンター席に座る武彦の
隣には何故だか座れなかった。

武彦「翼、何してる?」

翼「あ、うん。ごめん。」
< 159 / 387 >

この作品をシェア

pagetop