きみと1番目の恋
何でかな。郁人くんは私と武彦の
関係を知っているのに
そんな風に思う必要ないのに
ものすごく気まずかった。
武彦「シャンパンをグラスで。
翼も同じでいい?」
翼「うん。」
郁人くんは一瞬だけこちらを見ると
軽く微笑んだ。
マスターも郁人くんも
ここに私が毎日のように通ってるだとか
そんな話はしない人だと信頼してる。
その事に関しては何の不安も
感じないけれど、今1番の不安は
武彦が苛立っている事だ。
そして、私には
その理由が分からない事だ。