きみと1番目の恋
翼「ちょっと、武彦。
いきなり失礼だよ!」
武彦「俺が知らないとでも思ってるの?
人の女にちょっかいかけといて
よく俺に飲み物出せるよね。
イライラするんだ、君の顔を見ると。
だから、辞めてくれないかな?」
郁人くんはいつも私に
見せてくれる
雲一つない空のような笑顔を
武彦に向ける。
郁人「いいですよ。」
武彦「それが言いたくて
来ただけだから。翼、帰るぞ。」
武彦はお金を置くと
自分勝手に店を出て行く。
心底ムカついた。
武彦にも。郁人くんにも。