きみと1番目の恋

武彦「何度も言ってるだろ。
お前は俺の恋人なんだ。
男と会うために飲みに来る事を
怒るのは当然だろ。」

ある意味、彼は正直者。

言葉通り、私の事も奥さんの事も
武彦は愛しているのだから。

都合が良くてもそれが
彼の本心なのだから。

でも、勝てないと分かっていながら
戦う事を諦め、2番手になり続けた
私の気持ちなんて知らないだろう。

知らなくて当然だ。
武彦には分からないのだから。
武彦のような人には
一生理解出来ないのだから。
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