きみと1番目の恋

明るい空気を作ってくれる
気遣いに感謝しながら
私もそれに応える。

ありがとうよりも
もっと、ありがとうの気持ちを込めて。

翼「いいよ!作り直さなくても!
マスターのお酒の方が
郁人くんのより断然、美味しいし!」

郁人「ははは。素直でよろしい。」

ーカランコロン

店に入ってきた常連さんらしき
お客さんを見て手早く
お酒を作った彼はそれを
テーブル席へと運んだ。

しばらく笑顔でそのお客さんと
話をした後、棚からグラスを取り出し
ギムレットを作ると机の上に置いた。
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