きみと1番目の恋
翼「うん、武彦と話がしたくて。」
きっと、気付いているのだろう。
私がこれからしようとしている話に。
武彦「そう。マスター。
彼女と同じものを。」
返事をする事なくマスターは
ジントニックを作ると
武彦の前へと置いた。
武彦「それで?」
翼「この間は、ごめんなさい。
少し言い過ぎた。」
武彦「そうゆう事もあるよ。
お互い社会人ともなれば
仕事のストレスとか
そうゆう加減で
言い合う事くらいはある。
俺は気にしてない。」
明らかにはぐらかされた。
触れられたくない話題には
決して触れない。
それが武彦のやり方だ。