きみと1番目の恋
武彦がいない孤独も少しだけ
彼がいる事によって埋められた。
ものすごく失礼なものすごく優しい
ゆるふわパーマの若者に
確かに私は救われた。
翼「てゆーか、何で
BARにもいるの?」
郁人「昼間はカフェ。
夜はBARでバイトしてるんだ。」
翼「あー、あれだ。フリーター?」
郁人「ううん、大学生。
大学行って合間にカフェで
バイトして夜はほとんど
毎日このBARでバイトして
後はたまにこんな事もやってる。」
彼は本棚から雑誌を取ると
私に広げて見せた。
雑誌の中で笑顔を見せる
彼を見て納得した。
何だ、そうゆう事かって。