きみと1番目の恋

武彦がいない孤独も少しだけ
彼がいる事によって埋められた。

ものすごく失礼なものすごく優しい
ゆるふわパーマの若者に
確かに私は救われた。

翼「てゆーか、何で
BARにもいるの?」

郁人「昼間はカフェ。
夜はBARでバイトしてるんだ。」

翼「あー、あれだ。フリーター?」

郁人「ううん、大学生。
大学行って合間にカフェで
バイトして夜はほとんど
毎日このBARでバイトして
後はたまにこんな事もやってる。」

彼は本棚から雑誌を取ると
私に広げて見せた。

雑誌の中で笑顔を見せる
彼を見て納得した。
何だ、そうゆう事かって。
< 21 / 387 >

この作品をシェア

pagetop