きみと1番目の恋

例え、私に好意があったとしても
もしも、彼からの好意があったとしても
決して幸せにはなれない。

...だって、私は...知らない。

マスター「佐々島さんとの関係は
終わらせられましたか?」

翼「はい。終わらせました。
武彦とは、もう綺麗さっぱり。
マスターにもご迷惑おかけして
すみませんでした。」

なかなか手渡そうとしなかった
テキーラを私の前に
置くとマスターは尋ねた。

マスター「だったら、何でさっき...
郁人に正直に言わなかったんですか?
別れたって言えばあいつは...」

本当は私だって言いたかった。
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