きみと1番目の恋

色んな理由をつけたけど
行き着く先はいつも同じ。
郁人くんには愛する人がいる。

同じ家で生活する編集者さんの事を
郁人くんは愛してるから
どうしても、踏み出せない。

翼「同じ時間を過ごしても
居心地がいいって思えるのは
その人の事を郁人くんが
愛してるから。...だから...
私が邪魔しちゃダメだよ。」

マスター「もう1杯飲むかい?
テキーラ。付き合うよ。」

翼「はい!お願いします!」

言葉にして改めて気付く。

今更、気付くなんてバカだな。私。

本当は1年前から郁人くんの事が
大好きだったのに...。
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