きみと1番目の恋
騙されてるとか。批判の声は
多かったけれど、私の肌は見事に
綺麗になり、ほんの少しだけ
前を向いて歩けるようになった。
絶対にラフェスタ化粧品に就職したい。
それだけを目標に生きてきた。
本当は、その無料イベントを開催してる
イベント企画部への配属を
希望していたけど、入社してから
今日までずっと商品開発部に所属している。
希望の部署ではなかったけれど
憧れのラフェスタ化粧品の仕事に
変わりはないのだから
私はいつだって会社のためになりたい。
チーフとは名ばかりで今回が
初めて任された化粧品の商品化。
成功させたいという気持ちも
もちろんある。