きみと1番目の恋

翼「神様。ねぇ、私の幸せって
何ですか?...って何度も問いかけた。
でも、答えてはくれなかった。
だから、私の...幸せは
自分で見つけるしかないの。
神様にも見放されちゃったから
見つけるしかないんだよ。」

沢山考えた言葉とは違ったけれど
きっとこれが今、私が
最大限に紡げる言葉だ。

翼「それで見つけたの。私の幸せ。
私は...郁人くんと恋を始めたい。」

嘘偽りない言葉なのに
郁人くんはキョトンとしていた。

もう少し違う反応を
期待してたけど、仕方がない。
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